お盆も近いので・・・

瀬長島の出来事!!!

今回は、盆も近いということで、人から御聞きした「霊」にまつわるお話です。私は笑いました。

 

H家の当主 英夫(仮名)は、あまり人の話を聞かず、独断専行型の男。自分の理にかなっていないものは、目の前に有ったとしても「無い」と言い張る強情な男。

 

那覇近効に住む英夫・みどり(仮名)は、夕涼みがてら、バイクの二人乗りで瀬長島の辺りをぐるぐる回るのが趣味の仲良し親娘。

 

娘みどりは、母方の血統で「見える人」らしいのであるが、父英夫は、

 「世の中に、幽霊なんてない。人によって見える見えないなんてある訳がない」という信念のもと、我が道をゆく営業マンでもある。

 

ある日の夕方(結構遅い時間帯)、いつものように二人で仲良くバイクでお出掛けすることになり、いつものように瀬長島の橋を渡り、ブルブル走らせていた時のこと...

 

英:「みぃどり~ しっかりつかまっててよ~」

み:「分かってるよ~。涼しいね~ お父さん」

 

などと、夕涼みモードに入っていると、何かを認識したらしく、父英夫が呟いた。

 

英:「あれ?何かね~」

み:「何?どうしたの?」

英:「みぃどり~ 変わった人が居るね」

み:「変わった人?」

 

瀬長島の周辺道路を走っていた時、岩陰にポツリと佇む男の話をしだす英夫。

 

英:「何で、あのおじさんは、あんな所に一人で座っているのかね~」

み:「お父さん 何の話?」

英:「何の話って。あっ もう見えないね。さっき、後ろの方で、おじさんが独りで座ってたでしょ? 何してるんかね?あんな所で」

み:「独りで座ってたおじさん?」

 

英:「そうそう。あんな暗い所で、独りで座ってるって、変なおじさんだね~」

(この時まで、全く気がついていない英夫)

 

み:「お父さん....見えるんだ 今の」

英:「見える? 何言ってるの みぃどりぃ。独りでこんな寂しい所で何してるのかねって言ってる訳よ、お父さんは」

 

暗闇の中で独り座る影の正体を知らぬ英夫は、「暗い場所でも、若いお父さんは、ちゃんと見えるんだよ」ということを伝えるために、バイクの後部座席に座る娘に必死に説明をしようとするのであるが、何故か噛み合わぬ愛娘との会話。

 

み:「お父さん 今の見えるようになったんだね 遂に」

英:「遂にって何?」

み:「お父さん見えたんでしょ? 今の」

 

英:「見えたって何? そこまで歳は取ってないよ~。少々暗くても見えるさぁ。お父さんはまだ若いよ~」

 

ここで、ハッキリ言わないと埒があかぬと思った娘みどりは、全く気付こうとしない親父に向かってこう一言。

 

み:「お父さん、今のね 人じゃないんだよ」

英:「は? 人じゃないって 何ね。犬とかじゃなかったでしょ~。お父さん、そこ迄は年寄りじゃないよ~。犬と人の区別くらいつくさ~」

 

...そういう話をしているのではないのであるが、さすが英夫、ワカらんちんである。

 

み:「だから...人じゃないっていうか、生き物ですらないんだけど」

 

...ここまで言われて、初めて気付く父英夫。

 

英:「みぃどりぃ 何の話をしているの 急に」

み:「お父さん 遂に見えるようになったんだね..

英:「いや 何の話してるの? 見えるとか見えたとか...お父さん何も見てないけど」

 

見えちゃいけないもの、見えるはずのないものを見てしまったと気付いたらしく、急に話を逸らそうとする父英夫..さすがである。

 

み:「見えちゃったんだね。今の。あれは人じゃないよ。犬でもないし...お父さんが居ないって言ってたものだよ」

英:「みぃどぉりぃ 何言ってるの? お父さん、何も見てないけど」

み:「今、おじさんが座ってるって言ったじゃない。あれは...

英:「みどりっ! お父さんは何も見てないよ。おじさんって何の話? さっきから、グルグル回ってるけど、誰も居ないね~って話をしてたでしょ」←そんな話はしていない

 

み:「見えちゃったんでしょ あれが..

英:「あれ? すっかり暗くなっちゃったね。あんまり遅くなってもいけないから、そろそろ帰ろうか。お母さん心配するといけないし」

 

動揺しまくり、あまつさえ自分の記憶を書き換えようとする英夫に対し、霊感少女みどりは更に突っつく

 

み:「お父さん...判ったでしょ? 居るんだよ。あれは」

英:「みぃどりぃ~ 何言ってるの? お父さん、そろそろ帰ろうっと」ブルブルッ~

み:「男の人ってところまで判っちゃったんでしょ?見えたんだよね お父さん」

英:「みぃどりぃ 疲れてるんじゃない?変なことばかり言って さぁ帰ろう帰ろう」

 

自ら「暗い所に一人佇むおじさん」の話を振っておいて、「人ではない」のを認識した途端に「見ていない」と言い張る父英夫。

 

家に帰った後、娘みどりは母のり子(仮名)に「お父さんは遂に見る人になった」報告をするのであるが、

当の英夫は、「そんなもの居ない」「お父さんは何も見ていない」「みどりと楽しく散歩してきた」と頑なに主張し、いつものように一人晩酌をした後は、瀬長島の件も、夢の中の出来事であったかのように一切合切葬り去り、自らの記憶をすっかり書き換え完了してしまう強情者英夫(仮名)であった☆長々と失礼しました☆アーメン

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コメント: 4
  • #1

    祖富屋 (金曜日, 21 8月 2009 19:49)

    修復完了です!!
    懲りずにガンガンいじくってくださいね〜!!!

  • #2

    ボーンチャイナ (金曜日, 21 8月 2009 21:29)

    ひぇ~・・。すんませんでしたぁ。皆さんのカキコミ全部消したのかとビビっておりました。久々に冷や汗かきました。

  • #3

    いちご (土曜日, 22 8月 2009 14:19)

    オバケの話大好きだけど
    家族が帰ってきてからゆっくり読ませてもらおう(≧m≦)
    一人じゃ怖いからっ(笑)

  • #4

    早漏に効く薬 (火曜日, 12 5月 2015 06:05)

    「けど、俺がほしいのはアンタだけだ」